カテゴリー「仕事とか就活とか」の記事

明日から出張

明日から横浜に出張でございまして、準備をしております。

久々にスーツを着るのですが、もう昔のスーツなのできつくて(笑)
スーツを新調しました。
やっぱり高いですねー。
3万円以上しますもん。

で、いざ靴を取り出したら・・・

カビが生えてる

工エエェェ(´д`)ェェエエ工工

というわけで、革靴も新調。
5000円。

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CASIO EX-word XD-D8500BKを購入

今日の宇都宮線は本当に最悪だった・・・

と、それは今度書くとして、電子辞書を購入しました。20120707_214324
CASIO EX-word XD-D8500BK
です。

セットで、カバーも購入しています。20120707_220348
ブックカバータイプのもので、色は黒。





電子辞書を買うのは初めてです。20120707_215149
紙の辞書は実家にあるんですけどね。
2つセットで27500円くらいしたので、えらい高い買い物です。

なぜ電子辞書が必要になったかというと、月末に講習&試験があるからです。
その講習&試験は、海外認定資格でして、テキストも試験も英語なのです。
講師は日本人になりました。
今回からですけど。

普段英語なんて、洋楽聴くくらいしか縁が無くなっておりまして・・・
仕事でも英語を使う機会は無くはないんですが、そういうタイミングにならないと使わないというか・・・
ある特定の時にしか使わないのですよね。

出張で講習&試験なので、辞書を持っていくわけにもいかず。
この際、買うことにしました。
電子辞書といえばCASIOですよねー。
関数電卓もCASIOだなー。
ポケコンはSHARPだったのよね。
まぁこれは学校指定だったからしゃーないか。

さて、初の電子辞書。20120707_220326
カラーでキレイっすな。
凄く見やすい。
自分、白黒時代の電子辞書しか知らないので、驚愕でしたよ。
音声読み上げとか。
広辞苑も入ってるし、TOEICの練習も入っている。
まぁ中身は、他の人もレビューされているので、完全な素人の私としては、別なものを。

そう、電子辞書のカバー。
開いたとこの写真は、カバー装着済みです。
特長としましては、
・純正だからぴったりサイズ。
・底面は平らになっていて、安定感抜群。
・タッチペンホルダーあり。
・四方の固定バンドと、フックでズレない。
・デザインがシンプルでよい。
チャックで開けるタイプより、個人的にはオススメです。
パッと使いたいときがあると、こういうブックカバータイプのほうがいいですよね。
というか辞書だし、すぐ引けないとね。

欠点は、
・電池を抜くときはカバーをはずさないといけない(まぁ当たり前っちゃ当たり前)
・上部のフックがズレやすい(バンドで固定されているので、辞書ははずれないが)
・開けたときの角度によっては、ヒンジ側が浮いてしまうので、キーボードを打つときに違和感がある。
という感じでしょうか。

カバーは好みなのかもしれませんが、使いやすさと保護性を両立するには、ブックカバータイプがよいのではないでしょうかね。
あと、電子辞書に液晶保護フィルムはいらない気がします。
相当頻度が高くないと、汚れないと思います。

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忙しすぎて・・・

最近忙しすぎて、遠出もできていません。
まぁ寒いからってのもありますけどねー。
スタッドレスタイヤも5年目に入るため、そろそろ厳しい。

春になったら遊びにいくぞー。
でもきっと忙しい・・・(泣)

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木金休み化

こんばんは、ウコン茶です。

東日本大震災による発電所の稼動率低下により、電力削減要求が国から出ております。
特に産業界においては、電力削減率15%必達ということで、
冷房需要で発電量が多くなる夏のシーズンを電力削減しつつやっていかねばなりません。
自動車業界では、6/30(木)より、木金を休みとし、土日を出勤日扱いとすることで、
自動車工業会(自工会)にて決定をされました。
これは東北や関東だけにとどまらず、全国的に統一して行われるものであります。
ただ、統一して行うのは直接部門(生産)系だけで、間接部門(開発、営業、購買、品質など)は各社の判断にゆだねられるとのことでした。

そんなわけで私も、6/30(木)から木金休みとなります。
私は開発なので間接部門ですが、会社としては直接も間接も関係なく、会社のカレンダーを統一して変更することになっております。
生産部門については、一部部品の供給不足により、稼働率が下がっていることから振替休日の設定を行い、
稼働率が上がったら、その休日分働くという若干変則的なスタイルを取るところもあります。
お盆の長期連休も、若干後ろにオフセットされました。
ムムム・・・これが微妙だぜ・・・

さて、木金休みになったらどうなるのか。

<イイコト>
・役所や銀行、郵便局など普段休日にやっていないところで手続きができる。
・基本的にどこのスポットも空いている。

<ワルイコト>
・スーパーの特売日に買い物に行けない。
・世間と休日が合わないので、各種イベントに合わせられない。
・えー、土日に働くのー?って気分になる。

今日も休日出勤だったのですが、基本的にやる気にならん(笑)
休みたい!!
寝たい!!
暑い!!

サザエさん症候群の発症は何になるのか。
金曜ってテレビ見ないしなぁ。
日曜なら、鉄腕DASHとか見るべき番組ありますけど、他は別に見ませんしね。
テレビつまんないですよね。
ニュースもワイドショー化しているし。

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復旧支援活動Ⅲ~被災地の前線でできたこと~

Scimg2940Ⅲです。

今回はこの写真から。
自販機がバールのようなものを使ったのか、こじ開けられていました。
ずっと続く停電と、瓦礫の山で人もいない。
犯罪者にとっては最高の環境だったのかもしれません。

諸外国に比べ、こういうときの日本のモラルの高さがよくわかります。
でも、やはりそういう人ばかりではないのでしょうね・・・
残念ではあるのですが、これも現実か・・・


今回の復旧活動は大変貴重な経験でした。
津波の恐ろしさを垣間見たし、それが景色をあんなにも変えてしまうことも・・・
自分自身も、もう少しでケガするところでしたし、元の場所で働くことはできず、暫定職場にいます。
今日も震度5弱の揺れがあり、家に戻ったら棚がずれたりしていました。
しかも一時的に停電になっていた模様。
いつまで続くのか・・・

まぁ不安になっていても仕方ないので、毎日気をつけておくくらいしかできませんね。
最近は緊急地震速報が鳴らない地震なら、大丈夫だろとか勝手に決めつけています。

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復旧支援活動Ⅱ~被災地の前線でできたこと~

復旧支援活動Ⅱ。
今回は、工場周辺についてを。
を読んでから、ご覧ください。

車がありえない状況でひっかかっています。Scimg2905
川沿いにあるガードレールにタイヤがかろうじてひっかかっている感じ。
大人数人で持ち上げれば、川の中に落ちるでしょう。













UP。Scimg2930
草やらなんやらが絡みついていますね・・・
これも廃車か・・・















航空大学校付近。Scimg2918
瓦礫と車と飛行機が・・・
瓦礫に車が埋まっている状態。
手付かずのところは、このような状態なのです。
復興とかいうレベルじゃないでしょ?

どーすんだよ、これ・・・

ということしか出てこない。








流されてきた車。Scimg2923
酷い・・・
移動もできないし。
とりあえず放置するしかないですよね。














中。Scimg2926
人が乗っていた形跡がなくてよかった・・・
空のまま、どこかから流されてきたのでしょうね・・・














もう車種も特定できない車。Scimg2928
逆さまになって、泥に埋まっているという・・・
かろうじてナンバーが見えるから、持ち主の特定は可能かもしれません。














これも航空大学校付近。Scimg2933
瓦礫ロード。
とりあえず脇に避けただけってことがよくわかるかと思います。
通るのは、工事車両のみ。













津波で流された車のプール。Scimg2939
全て廃車になってしまうのでしょうね・・・
















車がこんな状態になってしまう津波のエネルギーは半端じゃありませんね・・・
自然の恐ろしさを感じました。

へ・・・

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復旧支援活動Ⅰ~被災地の前線でできたこと~

こんばんは、ウコン茶です。
本日、宮城県より帰宅しました。
自分で言うのも難ですが、めっちゃ疲れていて、帰ってきてから4時間も昼寝してしまいました。

さて、4/3(日)~4/9(土)まで、東日本大震災の被災地で復旧支援活動を行ってきました。
ボランティアではありません。
ココで書いた通り、ビジネスです。
これは結構重要で、記事を読む前に、あくまでもビジネスで活動をしてきたことを認識していただきたいと思います。
車の生産ができない状態であることは、皆様もニュースでご存知かと思います。
数ある部品の中で、調達レッドリストに載ってしまったメーカーさんの支援。
自分が活動することで、少しでも早く、部品が納入できる状態にすることが目的。
先に結果だけを書けば、今回の活動により、1週間くらい早く納入できるようになったはずです。
完成車の生産に影響を及ぼす重要部品の組立に必要なジグを2個発掘できたことが、私の今回の最大の成果でありました。
ジグは図面を書いて、発注すればまた作ることができるのですが、どうしても時間がかかるので、少しでも時間を稼ぐために発掘が必要だったということになります。
自分が行ったタイミングですと、瓦礫は歩道に寄せられ、多くあった遺体は回収された後でした。
震災直後の状況下ではありません。
ただ、インフラは復活しておらず、電気は発電機で、水は給水で、トイレは仮設です。
信号機がある交差点では、警察官が交通整理をしていました。
交通量は少ないですけどね。
9割方は復旧活動している人じゃなかろうかと思います。


<活動日程>
4/3(日):AM中移動⇒その後宿で待機
4/4(月):比較的被害が少なかった工場で、設備及びその周辺の清掃作業に従事
4/5(火):被害が大きく、復旧見通しの立っていない太平洋に近い工場での汚泥かき出し、ジグ発掘作業に従事
4/6(水):同上(発掘範囲を随時変更)
4/7(木):同上(↑)
4/8(金):同上(↑)
4/9(土):AM中移動⇒会社で解散


私が主に活動した被害が大きい方の工場は、散々ニュースで報道されていた仙台空港の直近です。110409_
google earthで見ますと、甚大な被害を受けているところなのがわかるかと思います。
ここらは田んぼと家と工場があったとのことなのですが・・・
元々田んぼなのか、工場があったのかさえわからない・・・
画像の中央付近に車のマークがあるのがわかりますでしょうか。
そこが三菱ふそうトラック・バスの仙南支店というところです。
私が主に活動していたのが、そこ付近。
ここまで書いたらどこの工場にいたのかバレバレですね(関係者の方、すみません)

位置的には海岸から1.5kmほどでしょうか。
こことは別にもう一つ工場があって、そこは少し内陸にあるので、この画像のところよりかはマシでした。
それでも1.3mくらいの高さの津波に襲われたため、大変な被害ではあったのですが復旧の見通しが立つだけまだマシというところです。
今回の支援では、私含め30人規模で行ったのですが、ほとんどはそちらの被害の少ない方での活動でした。
私を含めた数人は、巡り合わせなのか、被害の大きい方での作業となりました。

海岸から約1.5kmの距離の地点での津波の高さがどの程度だったのか。Scimg2950
この写真を見ていただけるとわかるかと思います。
これは工場から程近い、仙台バスさんのバス置き場。
津波のラインがバスの2/3くらいの高さまで来ています。
上部の窓が割れているバスもありますが、これは海の防風林の直撃を受けているからと推定されます。
このバスは奥に見えるトラックの高さくらいあります。
外観を見る限りでは、大型のタイプ(35~55名くらい乗車可能なタイプ)かと思います。
大型のバスですと、高さが3.8mくらいあります。
その高さの2/3ですから、おおよそ2.5mというところでしょうか。
自分もバスの横に立ってみましたが、身長1.65mの自分が手を伸ばしても、津波のラインには全然届きません。

バスは内部まで浸水し、草やら泥やらが内部に絡んでおり、修理が可能なのかどうか・・・Scimg2954
ここまでくると難しいかもしれません。
完全に除去はできないでしょうし、お客様が乗っているときに万が一除去できなかった草とか泥が悪さをしたら、大変なことになる可能性があることを踏まえると・・・廃車かな。










工場内部。Scimg2919
これは、汚泥等をある程度除去した後です。
空き缶が並んでいますが、これはただ置いてあるわけではありません。
ここには元々設備が並んでおり、その設備と地面の基礎とを接続しているアンカーボルトが打ってありました。
今回の津波で設備もアンカーから外れ、流されたため、アンカーだけが基礎から出ている状態。
それにつまづいたり、踏んだりすると危険なため目印として置いてあるとのことでした。
そして、この上にはホイストクレーンという、設備や重量物を運ぶクレーンが備え付けられているのですが、
そのクレーンが地盤沈下により外れかけており、危険なため、一部範囲が立ち入り禁止になっていました。

内部の写真を見ていただけるとわかりますが、津波が来たときに避難できるような2階、3階という場所がありません。
海に近いこともあり、周辺にも高台はありません。
では万が一、津波が来たときにどうするのか。
ココの工場は危険区域ということで、数人の別働隊だけ、作業前の朝礼が2回ありました。
内1回は全員共通の、挨拶と本日の作業について。
別働隊だけは、被害の大きい方の工場に移動後、別な朝礼。
危険箇所の説明と、地震時の避難について。
避難は以下の二択しかないということでした。
・ダッシュで移動時のバスに乗り、みんなで移動し避難。
・ホイストクレーンに上る。
ホイストクレーンというのがコレ。Scimg2946
オレンジ色の建造物です。
奥から2番目の柱に、ハシゴがあり、脚立でハシゴに上り、クレーンへ行くという流れ。
こういう工場や倉庫って結構ありますよね。
震災当日は、実際にこの避難方法で助かった方がいるというのが、また衝撃的です。











工場周辺の様子。Scimg2944
かなり片付いているように見えますが・・・
ただ瓦礫を寄せて、道路を空けただけです。
瓦礫は暫定的に、空き地に置いてありました。
周辺には何もありません。
というより、流されて何もないと言うべきでしょうか。
木や家、田畑がないということが、景色をこんなにするとは・・・
都会の殺風景とは全く違います。
本当に何もないのです。
見てもつまらないとか、単調だとかそういうレベルじゃない。



緑に溢れた日本じゃないみたいでした。Scimg2922
荒野なんですよ。
テレビやネットの写真を見るのとは全然違う。
防風林も流されていることもあり、浜風が大変強く、そこら中で砂埃が舞っている状態です。
こんな光景は始めてでした。
普段何気なく見ている緑が無くなってしまうと、こんな景色になるのかと・・・
アメリカの西部劇で、馬で闊歩している風景の描写がよくありますが、あの描写に近いです。
いたるところに散らばる瓦礫や車、木があるというのが大きな違いではありますが・・・


へ・・・

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異動の話

ようやくようやくこの話が・・・
珍しく仕事の話です。

入社してから今まで同じ部署で、開発をしてきましたが・・・
飽きた。

まぁそんなわけでずっと異動したいと言ってきたわけです。
そしたら昨日、忙しくて上長と自分が残っていた時に、話がでてきました。
部長が動いていると。
まぁどうなるかはわかりませんが、今まで動きがなかったことからすれば凄い進展です!

今の仕事が嫌だとかそうわけではないです。
未来のことをしているという自負はありますし。
やれハイブリッドだとかEVだとか言ってますが、自分はその先をやってます。
自分が30代になってしばらくしないと、普及していかないでしょう。
そんなことをやっているわけですが・・・
飽きた。

なんとかこのチャンスをものにできればいいなぁと思っております。

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就職希望者からの連絡

こんばんは、ウコン茶です。

大学の先生から、うちの会社に就職したいと考えている学生が居ると連絡がありました。
うちの開発センターの見学をしたいとも。
私にまで本人から志望動機が直接送られてきました。
私はそんな権限はないので、偉い人に丸投げしましたが・・・
昔自分も見学させてもらったことを思い出しました。

開発センター見学(2005年の記事です。当時はココログじゃないので形式が崩れています)

もうあれから5年も経つのですか・・・
早いなぁ・・・
まさか自分が逆の立場になるとは・・・
大学時代にお世話になった先生とは今でも年に一回は一緒に飲んでいます。
そういうコネクションを持っておくと、知見が広がってよいと思っているからです。
そんなわけで先生から聞いたんでしょうね。
同じ大学で過去、センター見学をして、就職した人がいると。
志望動機を見て、「ああ、学生って感じだな」と思う自分がいて一人で笑いました。
なんかすっかり社会人になっちゃってるじゃんってね。
人事の人もこういう感じで志望動機見てるんだなって感じです。
全然見る視点が違いますね。
凄く客観的に見ることができるというか、読み取ろうとするというか。
だからこそ、志望動機は「きっかけ」にしか過ぎないとも感じました。
当たり前の話ですが、これで判断するってことはありえないですよ。
面接のときに使う「ツール」ですわ。
話を引き出すにもネタがないとね。

センター見学は他の大学の人とも合わせて極少数で行うと、偉い人から聞きました。
見ていろいろ吸収してくれればよいなぁと思います。
うちの部署は機密度高いから、自分とは会わないでしょうけどね!

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日本社会は中高年の雇用を頑なに守り、若者を見捨て続ける(1)

久々に真面目な話題を。

日本社会は中高年の雇用を頑なに守り、若者を見捨て続ける
ダイヤモンド・オンライン


この記事のタイトルはいささかオーバーかなと思いますが、実感する出来事ってたくさんあるんですよ。
「若者のなんちゃら離れ」とか、「草食系男子」だとか、くだらないレッテル貼りが流行っているみたいですが、そこと関連する話でもあるのかなと思います。
キーワードは 現代の若者の閉塞感 です。
具体的実例を挙げていったほうがわかりやすいですよね。

①健康保険組合を取り巻く日本社会の環境変化
これは、中高年の雇用とは直接関わらないですが、キーワードを示す実例であります。
少子高齢化の急激な進行。
これは誰もが感じていることだと思います。
それに伴い、国民全体の一年間にかかる医療費は増大し続けており、平成19年度は34兆円を超えています。
厚生労働省 平成19年度 国民医療費の状況
それから、国が導入した「後期高齢者医療制度」により、健康保険組合(以下、健保)の拠出は増大させられました。
(後期高齢者医療制度については、ココがわかりやすいです)
さらに、リーマンショックに端を発する世界同時不況により、企業収益が悪化。
これにより、平均賃金の低下に伴って健保の主要な収入源である保険料収入が大幅に減少。
いわば三重苦と言ってもいい状況にあると言えます。
この中で8割以上の健保の財政は赤字となっています。
財政難で解散(企業で言う倒産)している組合もあります。

赤字を解消するには、
a.保険料率を上げる
b.行っている事業を縮小する
c.保険給付金を下げる→これは制度が決まっているので不可能
d.国への納付金を下げる→上記と同様(これが後期高齢者医療制度により増えた箇所)
くらいしかありません。
中でもb.の事業の縮小は、保険給付金及び納付金に対して、支出に占める割合が少ないから抜本的な対策にはなりえません。
結局保険料率を上げるしかない。

私が入っている○○○健康保険組合でも、平成22年から健康保険料率が上がることになりました。
1.4%の上昇です。




現役世代が支えるものは多いです。
年金に始まり、医療も然り、介護も然り。
中高年も現役ですが、いつ給付される側に回るかというタイミングを考えれば、若者より先に脱出できるでしょう。
単純にタイミングの問題で、早く脱出したもの勝ちなんですからね。
現状の制度だと、年金にしろ、医療にしろ、先に給付側に回ったほうが、よりうまみをを享受できるのです。

働いているものが支えなければならないという話はわかります。
そして、将来自分が逆の立場になることを考えると、支えなければならないこともわかります。
過去の人はみんなそうしてきたのですから。
でもね、ここで考えなければならないのは、賃金です。
35歳の年収、10年で200万減!? ボクらの未来はどうなるの?
若者の低賃金化には拍車がかかっています。
非正規はもちろんのこと、正社員もそうです。
(自分は一応大手企業に勤める正社員です)
少ない賃金の中、今まで以上に支えなければならない。
その人達は、少なくとも「うまみ」を享受できている人達。
働いてもたくさん控除され、手元には生活していくのがやっとの給料しか残らない。
大手に勤める自分が言うなと言われれば、否定できないのかもしれません。

ぶっちゃけた話、オレオレ詐欺が流行る背景はよくわかるんですよ。
もちろん犯罪を肯定しているわけでも、扇動しているわけでもありません。
だって、俺等が何年もかかって、必死こいて稼ぐだけの金額が、電話一発で得られるんだもの。
構図として、若者=金無し、老人=金持ちは昔からそうだし、これからも変わらない。
築き上げてきたものが違いますもんね。
そりゃ当たり前。
むしろそうじゃないと困るくらい。
でも昔と状況が違うのは、
・賃金が上昇していくことが約束されていない。
・賃金が上昇していった時代の人を、支えなければならない。
・中高年、高齢者の既得権益を維持しながらも、苦しい時代を勝ち残らなければならない。
・社会自体に、余裕がないが振るい落とされると取り戻せない。
甘い蜜がほとんど吸われた状態で、その残りカスに群がるわけだから、そりゃ厳しい。

凄い世代間格差があるんですよね。
これが閉塞感の原因だと自分は思ってます。
続く・・・

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