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まんが日本昔ばなしが1日だけ復活

<まんが日本昔ばなし>4年半ぶり1日限りの“復活”へ

たった1日じゃ足りないっす・・・

DVDが出るということでyoutubeにあった大量のまんが日本昔ばなしは消されてしまい、大変残念に思っていました。
いつもご飯を食べながら見ていたのです。
DVDには入らない作品もあったはずだし、どこぞのバラエティだの見てるより、全然おもしろかったのに・・・

まんが日本昔ばなしの何がいいかと言えば、

「日本各地の民話を基にしている話が多い」

ことに尽きます。
ホラーから、笑い話、おとぎ話、伝説・・・
様々なものが入り混じっています。
実際にあった話もありますし、昔話ですから誇張されているものもあるでしょう。
しかし、やはりそこには必ず意味があると思うのですよ。

「牛鬼淵(うしおにふち)」という、まんが日本昔ばなしに出てくる伝承もそうです。
(まだyoutubeに残っていました)


「牛鬼淵」
昔伊勢の国(現在の三重県伊勢市)の山奥には「牛鬼淵」という深い淵があって、
そこには顔が牛、体が鬼という怪物が住んでいるという言い伝えがあった。
その山奥で、年寄りのきこりと若いきこりが、山小屋に泊り込みをしながら木の切り出しをしていた。
年寄りのきこりはその日の切り出しが終わると、必ずノコギリの刃を丁寧に研ぎ手入れしていたが、若いきこりは酒を飲んでばかりだった。
年寄りのきこりはこう言っていた。

「きこりが道具を大切にせんでどうする。山の神様の罰が当たるぞ。」
「山をなめちゃぁいけねぇ。山には恐ろしいもんが一杯あるでよ。」


しかし、若いきこりは気にも留めなかった。
ある日、いつものように年寄りのきこりがいつものように刃を研いでいると、山小屋を覗く男が居た。
その男は戸を少しだけ開け言った。

「何しとるんじゃ。」

年寄りのきこりは、こんな山奥に人間が来るのか・・・?と不思議に思いながら、こう言った。

「ノコギリの手入れをしとるんじゃよ。木を切るんで痛むんでな。」

すると、男はこう言った。

「ほほぉ・・・じゃそのノコギリは木を挽くんじゃな?」

年寄りのきこりはこう返した。

「そうともよ。」
「じゃがな、この最後の32枚目は鬼刃っちゅうて、鬼が出てきたらひき殺すんじゃよ」
「見せちゃろか」


そう言うと男は去っていった。
男が去った後、年寄りのきこりは牛鬼じゃないかと疑ったが、顔が牛ではなかったため、気にするのを止めた。

翌日・・・
その日の切り出しが終わり、山小屋で年寄りのきこりは刃を研ぎ、若いきこりは酒を飲んでいた。
すると、また夕べの男がやってきて山小屋を覗き、こう言った。

「何しとるんじゃ。」

年寄りのきこりはまた、

「ノコギリの手入れをしとるんじゃよ。木を切るんで痛むんでな。」

すると男は、

「ほほぉ・・・じゃそのノコギリは木を挽くんじゃな?」

と言った。
年寄りのきこりはまた、

「そうともよ。」
「じゃがな、この最後の32枚目は鬼刃っちゅうて、鬼が出てきたらひき殺すんじゃよ」
「見せちゃろか」


と返した。
すると男はまた去っていった。
再びの出来事に2人のきこりはゾッとした。

その翌日・・・
その日は大きく古い木が邪魔をして、作業がなかなかはかどらなかった。
そこで2人は、その木を切り倒すことにした。
だが、あまりに堅い木を無理に切ったので、32枚目の鬼刃が折れてしまった。
2人はこのままではどうしようもないので、年寄りのきこりが村に降り、ノコギリを修理してもらうことにした。
年寄りのきこりは嫌な予感がしたので、若いきこりも村に降りないかと誘ったが、若いきこりはせせら笑って断った。

そしてその夜・・・
若いきこりは早くから酒を飲んでいた。
するとまた、夕べの男が顔を出した。

「何しとるんじゃ。」
「今夜は一人じゃな。どうしたんじゃ。」


すると若いきこりはこう答えた。

「ノコギリの鬼刃が欠けてしまったんでな。村に直しに行ったんじゃよ。」

男は身を乗り出してこう言った。

「すると今夜は鬼刃はないんじゃな。鬼をひき殺すという鬼刃はないんじゃな・・・」

すると男の顔が牛に変化していくではないか・・・!
若いきこりは、急いで山小屋から逃げ出した。

「牛鬼じゃ・・・牛鬼じゃ・・・!」

若いきこりは走って走って逃げたが、ついに淵まで追い詰められた。
淵の中まで逃げ込んだが・・・
牛鬼は若いきこりを捕まえると淵の中に引きずり込んでいった・・・

明け方、年寄りのきこりが村から戻ってくると、淵に若いきこりの服が浮かんでいるのを見つけた。

「しもうた。あれほど鬼刃が欠けたことを言うなと言うとったのに・・・。」

牛鬼は確かにいたのだ・・・


という内容なのですが、牛鬼なんて怪物はもちろんいるはずもありません。
これは「道具を大切にしなさい」という教えを、怖い話にして伝えていったのではないかと推測します。
道具を大切にしないと、自分に災いが降りかかるのだと。
山に入るときは、準備を怠らず、油断しないようにしろと。

こういったことを想像するのがおもしろいんですよね。
歴史上の人物のうんぬんかんぬんより、リアリティがある気がしませんか?

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コメント

>ライパチ
市原悦子のナレーションは素晴らしいね。
一人何役もこなしてさ。
しかも老若男女。

投稿: ウコン茶 | 2011/03/12 17:50

わぁー、懐かしいですね、日本昔話。
ナレーションば市原さんだったりしたような…
自分も小さい頃は家族で夕飯の時間に、毎週観ていた記憶があります。
なかでも怖い話はやっぱり記憶に残ってますね
内容は忘れちゃったけど、本気で怖がったり感動したり切なかったり
古来から日本人が受け継いできた心情に訴えるアニメだったと思います。
いつか自身に子供ができたら一緒に観てみたいなぁ

投稿: ライパチ | 2011/03/10 23:57

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